【有川浩】 阪急電車
少し暖かくなってきたので、歩いて通勤しているLocomoです。
こんにちは。今のところ、帰りはバスですが・・・
でも、朝帰りの徒歩だけで、1キロほど落ちるので
侮れないのですよ、皆様!!
さて、観察好きのワタクシではありますが
短い通勤時間では、人間ドラマに出会うことはなかなかないものです。
しかし、阪急今津線を舞台にしたこの短編集は、色々なドラマが。
図書館で出会って、かわいい恋が始まりそうな男女を見つめるのは
暴力的でどうしようもない男の態度に奔走されながら、なかなか別れられない女の子。
寝取られた元フィアンセの結婚式に、討ち入りを果たした女にアドバイスするのは
傍若無人に騒ぐおばさんたちと戦う老婦人。ナドナド。
どこでもありそうなエピソードが、ほっこりと、そして、さっぱりと綴られています。
どのお話も、それぞれの区切りだなと思いました。
『おやおや。私に喧嘩を売ったわね。』と言うおばあチャマの、なんて気持ちのいいこと。
通勤中も携帯ばかり見つめないで、視線を上げると
素敵な人生のエッセンスになる、出会いを見つけられるかもしれませんよ。
GWには映画も公開。きっと素敵なオムニバス。
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コメント
阪急電車、読みました私は5歳の頃まで仁川の公団住宅で育ちました。あんまり懐かしくてネットで調べてみたら、まだその公団住宅が残っているようなのです。私が通っていた幼稚園も…。
そういえば、近くにふうちゃんという男の子が住んでたっけ…。雪の降ってきたある日、公団住宅の下で手のひらに舞い落ちる雪を見ながら「あら、雪だわ」なんて、気取ってみたっけ…。
小説とは全く関係のないところで、幼い頃の記憶がどんどん甦ってきて、何だか一人で時空を旅してるみたいな気持ちになりました
投稿: S.T. | 2011年4月14日 (木) 23:21
* S.Tさん
S.Tさんのコメント、とっても素敵!
きっと、こちらのほうにお住まいだったんじゃないかなと思いながら
ブログを書いていました。
少し暖かくなってきたので、ほげ~と時空を旅するのに最適な季節かも♪
投稿: Locomo | 2011年4月15日 (金) 11:36