遺伝子組み換え作物
本当に物事を知らないなぁと感じるLocomoです。こんにちは。
食品を購入するときは、消費(賞味)期限、生産地(生産国)などをチェックしますね。
お豆腐などを買うとき、意味も分からず「遺伝子組み換えでない」という商品を選びます。
皆さんはいかがでしょうか?
先日、初めて知りました、「遺伝子組み換え作物」の意味を・・・。
そして、改めてびっくりしたので、恥を忍んでお伝えを。
(長いです。字ばっかりです)
遺伝子組み換え技術は、1980年代に医薬品から農業にも適用され始めました。
従来の、「味を美味しく」などという、同種内の交配や育種による品質改良とは異なり
遺伝子組み換え作物は、種の壁を越えて作られます。
例えば、殺虫作用のある菌の遺伝子を、トウモロコシの細胞に導入することで
害虫抵抗性のある、品種が作られます。
ダイズやジャガイモなども同様にして、除草剤耐性の遺伝子を持った品種が作られ
アメリカを中心に作付けされ、市場に出回っています。
害虫抵抗性や除草剤耐性作物は、農薬を減らし効率良く増産が見込まれます。
寒さや干ばつなどの環境に強い作物は、将来の食糧危機を回避できるかも。
でも、やはり気になるのは安全性への疑問。
自然界にない人工的なものだけに、健康や環境への影響も心配されています。
新たな酵素や毒素を含んでしまった作物が、急性の毒性がないとしても
長期的視野では、発がん性やアレルゲンになる可能性があるかもしれない。
既に、EUでは遺伝子組み換え食品の表示を義務づけ
オーストラリアやフランス等では、使用や作付けを禁止している作物もあります。
日本では、厚生労働省も「安全性評価指針に適合」していると確認している食品は
2001年4月から「使用」の表示が義務付けられているそう。(コレを見て、買っているのね)
しかし~、
加工された醤油や大豆油などは検証不能な食品として「不分別」として扱われるため
消費者は遺伝子組み換え食品かどうか、知ることも選ぶことも出来ないんですって!
これって、どうよ。
汚染(事故)米なども含め、消費者は選ぶことも出来ず
既にお口に入っているかもなのです。
曖昧な記述ではなく、はっきりと記載して欲しいですね。
その上で、消費者がどう選ぶかは、自由なんですから。
皆さんは、ご存知でしたか~~!?
東京教学社「ヒトと自然」参考
| 固定リンク | 0
コメント
知らなかった~。びっくりしました!そうなんですか!勉強になりました。表記されてる事で、全てを安心してしまうところがありますが、ほんの一部って事ですね。わたくし、遺伝子組み換えでないのは、クローン大豆ではないんだぁと思っていました。あれ~
投稿: おっし~ | 2008年9月20日 (土) 23:18
●おっしーさんへ
ワタクシも「クローン」らしき物を想像していましたが
全く異なる遺伝子を、目的を持って操作しているようです。
乳製品表示なども知らないことがいっぱい。
自分で自分やfamilyを守っていかないと、「知らなかった」では済まされないですね。
政府や企業も、皆が知れるようなアナウンスを、もっと積極的にして欲しいですね。
投稿: Locomo | 2008年9月21日 (日) 08:23