【桜庭一樹】 赤朽葉家の伝説
脇に汗の季節になりましたが、一年中
〔オドレミン〕のお世話になっているLocomoです。こんにちは。
皆様は楽しいGWを過ごされましたか?
ワタクシは、お墓参りにいったり、一日中グタグダしていたり
半年以上ぶりの打ちっぱなしで全身筋肉痛になったり
天神にてお買い物をしたりと、それなりに満喫いたしました。
さて、「忙しいから」という自分の一番嫌いな「理由」を付けて
お風呂でしか読書時間を作っていないワタクシですが
やっと読み終わりました、「赤朽葉家の伝説」。
千里眼奥様の「万葉」と、ぱらりらぱらりらヤンキーの「毛毬」と
すこしは千里眼であり、「自由」と名づけられるはずだった「瞳子(トーコ)」のお話。
なんといっても名前が面白い。
上記にあげた3人のほかに「泪(なみだ)」、「鞄」、「孤独」など。
毛毬とは生まれた年が近いけど
ヤンキー全盛期よりちょっと遅れ(先輩たちは凄かった!)
バブル全盛期よりちょっと遅れる(ディスコデビュー時には、お立ち台は終盤だった)という
中途半端な時代を生きてきたワタクシと比べ
全身全霊をかけて突っ走ってきた毛毬をうらやましいと思う。
そして、赤朽葉家の営む製鉄業は、北九州市の製鉄業を思い出す。
特急に乗って帰省をする途中、「1901」年に初めて火入れをした高炉を右手に見ながら
その土地の大半が、スペースワールドやWINS、ビジネスホテルや
ショッピングモールに変わっていっているのを、寂しい思いと共に、ぼ~っと見ていた。
北九州、大丈夫かなぁ・・・。
赤朽葉家の伝説
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