リンパマッサージ
お客様のお悩みで、圧倒的に多いのが「むくみ」。
本日は、自分でできるリンパマッサージのご紹介。
リンパは全身に網目状に存在し、免疫機能にかかわるほか、細胞から排出された老廃物も運ぶ役目を果たしています。
リンパの流れが滞ると老廃物や余分な水分がたまってむくみを引き起こし、疲労が回復しない、吹き出物やシミ、シワが増えるなど、体の老化も進みます。
リンパはリンパ管とその中を流れるリンパ液、中継地点となるリンパ節からなっています。
先日のデトックスのお話にも関連しますが、体内に取り込まれた毒素や余分な水分などはリンパを流れ、リンパ節で細菌が退治され、鎖骨の下から静脈血と一緒に心臓から腎臓に入り、尿として排泄されます。
ストレスやイライラによって呼吸が浅くなるとリンパの流れは悪くなります。女性は男性より筋肉が少なく、肺も小さくて呼吸が浅いので、リンパが流れ難い傾向にあります。締め付けの強い下着や衣服もリンパの流れを悪くします。
リンパマッサージで主要なリンパ節のつまりを解消しましょう。
1.鎖骨
先ず、左鎖骨のくぼみに右手の人差し指と中指をあてます。息を吐きながら軽く押し、吸いながら離します。この動作を繰り返しながら、肩からのどの方向に、少しずつ押す位置をずらしてください。
左が終わったら、右の鎖骨のくぼみも同じように。
2.首
首筋を耳たぶの裏から鎖骨に向けて流すようにマッサージ。
親指以外の4本を揃え、耳たぶの裏側のくぼみに小指が触れるようにあてます。息を吐きながら軽く押し、吸いながら離します。この動作を繰り返しながら、鎖骨の方向に少しずつ押す位置をずらしてください。
3.わきの下
脇の下のくぼみをやさしくマッサージ。
親指以外の4本の指を脇の下のくぼみにあて、親指は鎖骨の下にあてて、手のひらでわきを挟むようにします。息を吐きながら4本の指を肩の前側にすくいあげるようにし、吸いながら離します。左右、両脇の下をマッサージします。
4.ひざ裏
膝の裏側のくぼみをマッサージ。
イスや床にすわって、両手の4本の指を片方のひざの裏にあてます。ひざ裏の筋の間のくぼみの部分を息を吐きながら軽く押し、吸いながら離します。力を入れすぎないように注意して、優しく行います。
5.そけい部(足の付け根)
そけい部をマッサージ。
横になるか、またはイスに座り、そけい部が伸びるような姿勢をとります。左のそけい部に左手の4本の指を差し込むように当て、右手を上に添えます。息を吐きながら上の方に押し上げるように圧迫し、吐きながら離します。右側も同じように行います。
座り仕事の方やガードルを利用されている方は、つまりやすい部分です。
注意点
a) 上記1~5の順番でマッサージをするのがコツ。
不調のある部分は重点的にマッサージします。
例えば、足がむくむ方は膝のマッサージ回数を増やします。
b) 息を吐きながら押し、吸いながら離します。
指全体面として使うとをリンパ節のポイントを外すことはありません。
c) 痛みを感じる一歩手前の力で、やさしく押しましょう。
Locomoでの施術を思い出してください。
リンパ液は、最終的に左鎖骨から心臓に戻っていくので、すべて心臓へ向かって施術を行っています。(但し、わきの下は触っていません)
ソンソリエルやボディリフト10ウルトラでお体のセルフマッサージをされている皆さんも、リンパの流れる方向を意識し、今日からリンパ節をプッシュプッシュです。
方法が分からない方は、遠慮なく聞いてくださいね。
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